COLOMBIA JHOAN VERGARA
TABI THERMAL SHOCK FARMENTATION WASHED
2023年度一番の衝撃。アナエロビックとも異なる特殊発酵“サーマルショック”に誰もが驚かれるはずです。
*驚くほどアロマもフレーバーもラズベリーそのもの。もはやコーヒーでは無くラズベリージュース。。近年アナエロビック(嫌気性発酵)を発端する発酵工程の解析などにより「これまでに無い素晴らしい風味を持つコーヒーを作るには発酵工程こそが最重要要因のひとつ」という事が分かってきました。また嫌気性発酵の進化系とも言える生産者独自プロセスによるコーヒーも次々に生まれてきております。スペシャルティコーヒーは一体どこまで進化するのでしょうか?。。このロットは当店ではお馴染みヨハン・ヴェルガラ氏の極少量生産された実験的なナノ・ロット。プロセスの詳細は下記に記しますが、コーヒーの発酵工程時にお湯を使い善玉菌にショックを与え活性化を促し発酵させる=サーマルショック・ファーメンテーションと名付けられた化学的なプロセス。実験的ロットとはいえ、緻密に計算された工程によりその完成度たるや素晴らしいものがあります。また非常にインパクトのあるプロセス名の割には奇を衒う印象のコーヒーでは無く毎日でも飲みたくなる様なコーヒー。華やかなラズベリー・フレーバーが気分を一新させてくれるコーヒーです*生産地:ウィラ県、アセヴェド地区
標高:1650 - 1800m
農園:ラス・フローレス農園
生産者:ヨハン・ヴェルガラ氏
品種:タビ品種
生産処理:サーマルショック・ファーメンテーション・ウォッシュド(*嫌気性発酵ではございません。)
風味属性:ラズベリー、ポメグラネイト、レッドアップル、フルーツトマト、ラクティクアシディティ、ジューシー&エレガント、クリーンカップ、ラウンドマウスフィール、ロングアフターテイスト
「サーマルショック」。一般的なウォッシュド・コーヒーとは異なる印象を有するコーヒーです。
*使用品種はタビ品種。希少品種ではございませんが、現在コロンビアで注目されているハイブリッド品種で一際風味特性に優れる品種です。この品種はどちらかと言えば、ハーバルで爽やかな柑橘類の風味を持つものが多いですが、このヨハン氏の特殊発酵のタビ種ではその様な風味印象はほぼ感じません。
またウォッシュド精製ではありますが、はっきりとラズベリーを感じます。
ベリー系フレーバーを有するコーヒーはナチュラル精製であればそれほど珍しくはありませんが、それらと比べても勝るほどの「ベリー感」はこのコーヒーの最大の特徴でしょう。
ラズベリーのアロマ・フレーバーと一緒にリンゴやザクロなどの果実の甘さを広がる様に感じ、甘さも十分に強く感じます。質感はクリーン&シルキーな質感ですが‥通常のコーヒーでは感じないような印象も有します。
難しいこと抜きにして、全体の印象も本当に素晴らしいコーヒーと思います。
ヨハン氏の数ある先進的なコーヒー群の中でも他には無い独自プロセス。そしてこれからの「スペシャルティコーヒーの可能性」を秘めた「サーマルショック・ファーメンテーション」、ぜひご体験くださいませ!
*「サーマルショック・ファーメンテーション」の詳細は下部に記載しましたのでぜひご一読ください。
*焙煎日:24/8/9