COSTA RICA JAGUAR HONEY
GERMAN WATER PROCES DECAF
コスタリカのジャガーを守る“動物保全コーヒー”にデカフェ登場です。こちらはスポット的販売になります
＊大型ネコ科最強とも言われる絶滅危惧種ジャガー。コスタリカが有名にした“ハニープロセス・コーヒー”のデカフェを飲んでジャガーを守る ー スペシャルティコーヒー先進国コスタリカは動物保全先進国でもあるのです＊生産地：トレスリオス地区とタラス地区
標高：1400〜1700m
農園：N/A
加工工場：サンディエゴ・ドライミル
生産者：トレスリオス、タラス地区のVolcafe COSTA RICA協力生産者
品種：カトゥーラ、カトゥアイ、その他
生産処理：ハニープロセス
デカフェ処理：ドイツ・カフェイン・カンパニー社の「ジャーマン・ウォーター・プロセス」によるカフェインレス処理。＊薬品を使う安値なカフェインレス処理（薬品＝酢酸エチルやジクロロメタン）ではなく、体に安心・安全な水のみを使用したカフェインレス処理になります。
カフェイン除去率：97.0%
風味属性：ハニー、キャラメル、ウォーターメロン、ベイクドアップル、マリックアシディティ、ダークチョコレート、クリーンカップ、シルキーマウスフィール
デカフェ処理の豆ですので、焙煎後の豆の見た目は中深煎りぐらいにローストが進んでいるように見えますが、他のスペシャルティコーヒー同様、実質は浅めのローストになります。ですが酸の強度は無く、果実感もあまり主張しません。
良い意味で香ばしい「コーヒーらしさ」も感じます。しかし、デカフェ処理によるカップのクリーンさに磨きがかかっている印象で、全体的に見ればスペシャルティコーヒーとして十分に楽しめる美味しいデカフェです。
また、抽出直後は「デカフェ感」も微かに感じますが嫌味なほど気にはならず、温度が下がってきた頃にはデカフェ感は全く感じなくなります。
因みに以前お取り扱いしたデカフェでは無い通常の「ジャガー・ハニー」とはフレーバー印象が全く異なります。
焙煎日：24/8/26
コーヒーを飲んでジャガーを守る
「地球幸福度指数」No.1にも選ばれ、軍隊を持たない平和主義の国コスタリカ。
国土の約1/4を自然保護区に指定し、生物多様性を保つ活動に積極的な国で「生命の楽園」とも言われます。
そんな自然保護政策の先進国であるコスタリカは「国内全ての動物園を閉園させる」として近年世界中で話題になりました。
国の政策でしたが、動物園側も賛同し国立動物園で飼育されていた動物たちを野生へと返す、世界で初めての試みでした。（野生保護区などで野生へ返すための訓練をしてから本来生きる場所へと送り出す計画。）
当時のコスタリカ環境大臣のRene Castro氏のことばです。
「国立動物園を閉園する代わりに、絶滅危惧植物たちを可能な限り自然な方法で育成する、植物公園を増設するなど、自然との触れ合いを増やしていく予定です。」
また「救出目的、保護目的でない限り一切の（動物の）飼育をしない」と決意も述べました。
生物との自然な共存を目指すコスタリカでは狩猟も禁止されており、人的・家畜に被害をもたらす大型肉食動物も他国のように獣害駆除は出来ないようですが、近年の森林伐採により現地に生息するジャガーは生息場所を追われ悲しくも絶滅危惧種となってしまいました。
このコーヒーはその絶滅危惧種となってしまったジャガーを守る為のプロジェクトとして栽培がスタートしました。コーヒー豆はコスタリカスペシャルティの聖地タラスとトレスリオスという地域の協力生産者によって生産されております。
コーヒー豆1ポンド（約450g）あたり最低1セントが現地の動物保全団体FANDAZOOに寄付され、ジャガーが生きる為に必要な森林を守る活動などに活かされます。
